は若くて背

揮不去的纖纖背影

2015年08月25日 15:42


「会議室へどうぞ」
 ネットワークから伝言が入ってきた。会議室の位置の情報も入ってくる。
「準備が出来たそうです。こちらです」
 旦那様を案内して会議室に向かう。
 会議室の扉を開けると、奥の机に男の人が座っていて、その後ろにが高い男性型のアンドロイドが立っていた。旦那様は男の人の所に行くと挨拶をしている。何度か会ったことがある人らしい。
「いつものアンドロイドじゃないね」
 その男性型アンドロイドがネットワークで声をかけてきた。
「きのう製造されたんです。今日はいつものアンドロイドの代理です」
「ぼく、ハリー。よろしくね」
「セリーです、よろしくお願いします」
 裏で話をしながら、旦那様の後ろに立った。
「ここはなんなんですか?」
 ハリーに聞いてみた。
「役所だよ。生活用品をどのくら韓國 午餐肉い作るかとか、そんな計画を立てる所さ」
「工場の建設なんかもここで決めるんですね」
「そうだよ。だから、ハラモンさんのデザインもここで採用を決めるんだ」
「採用、よろしくお願いします」
 セリーはこころもち頭をさげてお願いしたが、ハリーが顔をしかめた。
「君は、こんなデザインの工場を建てるべきだと思う?」
 そう聞かれると困ってしまう。工場に建築デザインなんか必要ないと思える。
「いえ……」
「了解、これで問題なしだ。この話、壊すからね」
 ハリーは当たり前のように言う。

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